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旅はお土産を気にしだす頃、終焉の存在に気づき虚しくなる。 さて、今回の旅のハイライトはやはりイスタンブール。正直あんまり海外の都会に興味ないんだけど、皆からイスタンブールだけは見逃すなとことごとく言われていたのでしっかり3日をキープ。 さまざまなところで アジアとヨーロッパの架け橋 との形容詞を与えられている街だけれど、その場に足を運ぶとその言葉の正しさに気づく。 木の建物がアジア。でも、ここでは石の文化。そんなところではヨーロッパの一部のような気がする。だけど、顔つきはイランやイラクといった中東寄りが多い。そんなところはやっぱりアジアの血は否めない。 なんとも不思議な場所である。 私はれっきとした仏教徒だし、イスラム教に改宗するなんざ地球がひっくりかえってもありえない(いや、ひっくり返るなんていう天変地異があるぐらいならありえるのか、ぶつぶつ…)。だけど、イスラームの世界によく見られるモザイク柄が大好きだ。 この幾何学模様を眺めていると妙に心が安らぐ。 実は今回の旅の目的のひとつが ルーツ探し なんだか私にとってトルコにまつわるキーワードに、しっくりくるものが多いのだ。輪廻転生など信じているわけではないが、なんだか私のコアな部分はどうも日本ではないような気がしていて。それがトルコであるような漠然とした思いが胸の中でずっとくすぶっていたのだ。それを確かめるのが目的のひとつ。 写真のモスクはトルコで一番大きく、ブルーの色合いが美しいので通称「ブルーモスク」。ここに限らず、モスクはイスラム教でなくとも、一日5回あるお祈りの時間以外は自由に出入りすることができる。 絨毯の模様。壁の幾何学模様の美しいタイル。 あまりにも美しくて、ひとり座ってぼーっと上を眺めていた。 好きなものに関しては、無言でただ一人眺めていても飽きることはない。 なんだか自分の心がリセットされるような不思議な感覚にとらわれた。 そして、すーっと心が浄化されるような。 笑われそうだけど、なんだかここは私の国みたいだ。 ここはトプカプ宮殿。 映画「トプカピ」でエメラルドの剣が盗まれたシーンを思い浮かべる人も多いだろう。 ほんの身の回りの小さな日常品でさえも、贅の限りを尽くして作られたびかびか輝く品がずらりと展示。鎧さえも、びっかびかに輝く宝石まみれ。これじゃ戦なんか出られないだろうに。 日本では「ハレム」というと、いやらしいイメージが付きまとうけれど、実際は全く違う。 スルタンの夫人達が軟禁されていた場所と言ったら分かりやすいだろうか。 外部の人たちとの一切の接触が禁じられ、食事でさえも格子を通して手渡されていたという。スルタンと接するだけが外部の空気に触れるとき。なので、一人の男性を複数の女性が扇で扇ぎ、また別の女性は膝に乗り…なんてイメージは間違っている。 幽閉 といってもそう間違ってもないかもしれぬ。 妄想族ヘッドの私としては、ハレムの部屋を目の前にし、かつての彼らの生活を回想し異常に興奮したことを白状しておこう。 都会で空気も悪く(その悪さは、東京の空気がクリアに思えてしまうほど)、ごみごみしているにも関わらず、理由なき居心地のよさを感じていた。
by sayf-n
| 2007-06-03 14:51
| 旅-トルコ-
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